人材、経営の問題解決のヒントがきっと見つかります!
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工務店B社では、大工を始めとした多くの外部スタッフと共に建築の仕事を行っています。営業担当がお客様とどんなにいい関係を築いても、実際に工事が始まると、お客様と直接接するのは現場の職人たち。 現場が汚れていたり、タバコの吸殻が落ちていたり、作業中の身だしなみが好ましくなかったら、お客様はB社に対して悪いイメージを持ってしまいます。職人は技術が一番!という心意気は大切ですが、工務店を通してお客様と接しているのですから、やはり接客マナーとコミュニケーションを再考する必要があります。
研修では、日頃マナーをあまり意識する機会のない職人さんたちに、お客様の心理、お客様の目線について説明し、「お客様はあなたの仕事、態度のここを見ている」と、具体的なケーススタディを交えてレクチャーし、お客様と職人さん、工務店の3者が気持ちよく仕事をするためのあいさつや言葉遣い、態度について練習しました。
研修の最後には一人ひとりが自分の改善点をみんなの前で発表。受講生の中にはベテランの職人も多く、「今までこういう研修を受けたことがなかったので、目から鱗の思いでした」、「いい勉強になりました」との声が多く聞かれました。一般住宅の工事ではお客様が女性の場合が多いので、女性のお客様向けのマナーのレッスンが特に参考になったとのことです。
主催した社長様も「自分より年上の職人さんには注意しづらいことが多いので、こうして第三者の視点で客観的に指摘してもらえると助かります。職人さんのマナー向上が当社の評価の向上につながりますから、今日の研修はとても役立ちました」と、おっしゃってくださいました。